Short Story #4 「桜色」

「さをり織り」その言葉の響きに誘われて織った桜色のストール。
彼とのお花見に、どうにか間に合った。

二人で歩いた桜並木の城山公園。
舞い落ちた桜の花びらが、ストールの色と同化した時、
「春色に染まった君は、素敵だね」と彼が一言。

善光寺での参拝。
私の祈りと、彼の祈り。
二つの祈りも同化するようにと願った。

私たちの春もまじかに感じられる・・・そんな一日。
   ⓒKoyanagi

Short Story #4 「桜色」



Posted by オリカフェ. at 2012年04月17日16:27

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